見えない力 ~北緯40°秋田内陸リゾートカップ 第24回100キロチャレンジマラソン 当日~

北緯40度秋田内陸リゾートカップ 第24回秋田100キロチャレンジマラソン 当日です。

AM2時起床で、着替え、足にテーピングを施し、AM3時15分大曲発。

かみさんに角館まで送迎してもらい、AM3時45分頃スタート地点入りです。
当日の出走登録を済ませ、50キロ、ゴール地点へ送る荷物も預け、準備万端。

いよいよ、スタートです。
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9年振りのこの緊張感と高揚。
皆、歓声をあげてAM4時30分スタートです。

最初の20kmまでは、約6分30秒/kmペース(エイドステーションの休憩時間含む)。
ほぼ、計画通りです。

しかし計画通りいかなかったのは、予想以上に早く右足首、左膝の痛みが出現しはじめた事。

それでも、振り返って写真を撮る元気はまだあり。
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むしろ痛みを感じながら20~30kmはやや飛ばし気味か。

案の定30km過ぎから苦しみとの戦いが始まりました。予想以上に早い(泣)
でも、ウルトラマラソンの本で読んだ『皆、なにかしらの故障を抱えて走っているんだ!』を思い出して走り続けます。

この時点での心のよりどころは、歩くと決めていた大覚野峠越え。
あの麓まで行けば歩ける!
そして、その麓にある37km地点のエイドステーションの名物ナメコ汁!
あのナメコ汁、旨かったよな~。
その一心で走り続けました。

なんとか37kmのエイドに到着。
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やっぱり美味しかった~(涙)。

でもゆっくりしている時間は私にはありません。
設置してあるサロンパススプレーを足にかけ、痛み止めと痙攣予防の漢方薬を内服して歩きはじめました。

歩くと決めていた大覚野峠ですが、早歩きは心がけました。

そしてなんとか峠越成功。
峠では巫女さんの格好をした人達に応援をしてもらいました!
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(写真は峠でなく、その先で再び先回りして応援してくれた巫女さん達とルイジ?)

下りは軽快に下る予定でした。と言うのは、9年前はここで結構時間を稼げた覚えがあったからです。

でも、同じように飛ばしていたら、なんと大腿後部の筋肉が攣ってしまいました。
これはやばい!
ここで攣り続ければリタイア?
先週の岩手山登山の後遺症が残っているのだろうか?
脱水傾向で電解質がくるっているのだろうか?

とにかくペースを落として、なんとか50kmの阿仁比立内へ到着
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ここでのタイムは予想タイムの10分前(出発予想時刻は10時40分)

10分の貯金。
心は良し、まだチャンスはある!

でも、体は違いました。
50kmから走り始めると、大覚野峠で不安に思った足の疲労が予想以上で全然足があがらず、ペースがあがりません。

50kmを過ぎれば後は気力で走り続ければなんとかなる!
という過去の淡い記憶の期待は見事に打ちのめされ、とにかく進まない。

じりじりと照りつける太陽。

10km進む毎に貯金がなくなっていきます。

ここからは、何度制限時間内のゴールを諦めた事か・・・。

あの電子柱まで走ったら歩こう。
あの登り坂まで走ったら歩こう。

これまたウルトラマラソン本で読んだ『リタイアした時の自分を想像する』。想像して、まだまだ!と。

たしか75~80km地点で貯金ゼロ(疲れきっていたので、時計のラップを押し間違え、正確なラップタイムの記録がありません)。

80kmの時点で、自分の中では時間内完走の可能性は数%。
正直諦めました。
でも、どうせ諦めるなら悔いがないように。
この秋田100kmレースで苛酷と言われている、あの80-90kmの永遠と続く田園地点の直線を歩かずに走り通そう!

自分でも驚きましたこの区間、9分/km以上の超スローペースですが、歩かずに走り通せたのです!

それで89kmのエイドに約10分遅れで到着。
時間内完走は無理でも100kmは走りきろう!

90km地点で残り80分。
すると、となりのランナーが『後10kmで1時間20分ですか』と。
8分/km、今の体では厳しい。
でも自分から出てきた言葉『私の計算では1分足りません(このネガティブ発言が相手にどういう影響を与えたのか?悔やまれます・・・)、8/kmで走るの厳しいですよね。でも走るしかないんですよね。』
そしてその方が走りは始めたので、私もそれにつられて走り始めると、GPS時計の時速が7分/km台を表示。

え、もしかして8分/kmでいける?!

ここからは本当に無我夢中。

ゴール1km手前、各場所でコーラを振るまい、カーステからの音楽で盛り上げてくれていた方が再び。カーステから大音量で聞こえる長渕剛の『乾杯』が心に響きます。
でも、前回も同様でしたが、ゴール前で泣く体力なんて残ってません。

そして、制限時間2分前にゴール
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かみさんと娘が迎えてくれました。

嬉しい秋田杉の完走賞を受け取り記念撮影。
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30km地点過ぎから何度、制限時間内ゴールを諦めた事か・・・。

何故、あの時点で立ち止まらなかったのか?
走り続けられたのか?
今、思い出しても不思議な感覚なんです。

走ると決めた自分への意地?
走り続ければ、一歩一歩、歩き続ければいつかは頂上に辿りつくと信じる心を養ってくれた登山の心?

家族をがっかりさせない!喜んでほしい!(娘はなかなかゴール地点に私が現れないので、だんだん元気がなくなっていたとか。1回目にリタイアした時、長男のがっかり振りにかみさんが涙したとか)
ネットで応援してくれている仲間。
そして、大会関係者、ボランティア、沿道で声援を送ってくれている人々の力?

うぬぼれている訳ではありません。周りの方々の私への声援は人それぞれで、ただ単に目の前を通り過ぎる1ランナーに過ぎないかもしれません
でも、私にとってはそれが大きな力になっていたのは間違いないと思います。

そんな見えない力が私の背中を後押して、走り続ける事が出来たのかもしれません。
感謝感謝なんです(涙)。

そして後夜祭
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大会関係者、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。

PS ウルトラマラソンの魅力、それは人それぞれの感動(心の動き)が違う事かもしれませんね。私のように苦労しての感動(マゾ?笑)。日頃から充実したトレーニングを積んで、楽しく人々と交流しながら走りきる喜びを感じる人。タイムアップして喜ぶ人。リタイア、制限時間内に入れなかった悔しい気持ちなどなど。

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お疲れ様でした!そして完走おめでとうございます!想像を絶する気力、精神力。そんな大きな力がどこから生まれてくるか考えるととても感動します。見えない力を感じられるなんて、奇跡的な体験ですよね。お疲れ様でした!

ポン太郎さん
ありがとうございます!
いや~、本当になんで走り続けられたか、不思議なんですよね。
まあ、ちゃんと練習していれば、こんな苦しまないと思うんですが(笑)

しかし、私にはポン太郎さん達のスピードへの挑戦、私には想像つかない世界ですが、同じような奇跡的な体験を求めて走っているのかもしれませんね~。

そう思います!
距離は短いですが、苦しさばかり
長く感じて投げ出そう投げ出そう
と思って何とか走ったりしてます^_^

ポン太郎さん
明日はアップルマラソンでしょうか?
納得にいくレースができるよう、微力ながら応援してますよ~!!
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